沖縄の家々や店先でひときわ目を引く、あの力強い守り神・シーサー。あなたは「魔除け」や「幸運を呼ぶ」というイメージをお持ちではないでしょうか?実は、シーサーにはもっと深く、私たちの日々の生活に寄り添う「もう一つの役割」があるのです。 特に近年、注目を集めているのが「中立シーサー」。そして、それを最も美しく表現する「白」の「琉球焼」による「ペアシーサー」です。今回は、この組み合わせがなぜ「家族の調和」をもたらすと言われるのか、その秘密に迫ります。 1. シーサーは「夫婦」で一つの完結した守り神 シーサーは通常、オスとメスの一対(ペア)で設置されます。 口が開いたオスは「福を招き入れる」と言われ、外界の良い気(福)を家の中に呼び込みます。 口が閉じたメスは「魔を払い、家の中の福を逃がさない」と言われ、家族の幸せを内に守り抜く役目を担います。 この二つの力が合わさることで、初めて完璧な守りのサイクルが生まれるのです。つまり、シーサーは単体ではなく、「ペアでこそ真価を発揮する沖縄伝統工芸品」なのです。 2. 「中立シーサー」とは? 〜喧嘩しないシーサーがもたらすもの〜 従来のシーサーは、オスとメスがはっきりと分かれており、時にユニークで激しい表情をしています。しかし、この「強さ」や「激しさ」が、時として家族の気持ちに影響を与えるのではないか――。そんな想いから生まれたのが「中立シーサー」のコンセプトです。 中立シーサーは、オスとメスの特徴を極力排し、どちらか判別しがたい、あるいは両方の性質を併せ持った、穏やかで優しい表情をしています。 なぜ「中立」が良いのか? 家の守り神であるシーサーが「喧嘩している」「激しい」表情をしているよりも、仲睦まじく、穏やかな表情をしている方が、家の中の空気も自然と和みませんか? 中立シーサーは、夫婦喧嘩や家族内の不和を「未然に防ぎ」、「調和」をもたらすシンボルとして、現代の住まいにふさわしい進化を遂げているのです。 3. 「白」の色が持つパワー 〜浄化と調和のシンボル〜 琉球焼のシーサーには、赤や緑、青などカラフルなものも多くあります。その中で「白」は特別な意味を持ちます。 清浄・浄化:白は穢れのない清らかな色。家の中の悪い気を浄化し、新たな良い気で満たしてくれます。 調和・平和:全ての色を内包する白は、相反するものを包み込み、調和させる力があります。これは、オスとメスの性質を併せ持つ「中立シーサー」の思想と完全に一致します。 新しい始まり:純白は、新たなスタートの象徴。新婚家庭はもちろん、家族関係を見つめ直したいご家庭にも最適です。 4. 伝統の技が光る「琉球焼」の温もり […]
